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鬼剣舞の由来
 現在、岩手県各地に念仏剣舞由来録が残されており、その一つが、北上市立鬼の館に保管されています。鬼剣舞(おにけんばい)の始祖・岩崎鬼剣舞の由来録で、これが北上市内の鬼剣舞のルーツとなっています。
 それによると、今から1300年前の『大宝年間(701〜703)に修験山伏の元祖「(えん)の行者小角(おずぬ)」が苦行満願の夕暮れに踊った念仏踊りを由来とする』と記されています。
 また、1200年前の『大同3年(808・平安初期)山形県の羽黒山中で、権大僧都法印(ごんだいそうつほういん)が荒沢の鬼渡大明神善行院の御堂にこもって勤行をしていたところ、ある夜何処ともなく一人の老僧が現れて悪魔退散菩堤のために念仏剣舞を教えた。』とあります。

 勤行 仏前で念仏を唱え、回向(死者の冥福を祈る)をすること。

 更に、享保17年(1732)の剣舞秘伝書の巻末に『延文5年(1360南北朝時代)に岩崎城主・岩崎弥十郎が君主の和賀政義を招いて城内で剣舞を踊らせたところ、大いに賞賛され、それより和賀家の家紋であった「笹りんどう」の使用が許された。』とあり、鬼剣舞の装束である胸当にこの「笹りんどう」を丸紋に入れて今に残しています。




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